千里の道も一歩から

日々徒然。

餃子とライオンと、少しだけ昔のこと

夕飯に餃子を焼いていたら、3月のライオンの11巻の餃子パーティーのシーンが脳裏に浮かび上がってきて、涙がこみあげてきた。

11巻のあとがきがなんだかとても感慨深くて、3月のライオンを昨日から読み返している。
何度も読み返しているから、なんとなく頭に話は入っているけれど。
たぶんはじめて、3巻を読みながらぼろ泣きした。号泣だった。桐山君が大量の魚を川本家に持って帰って、モモちゃんと話しているあたりから、なんかもうダメだった。
島田さんと対局している桐山君が、これまでになく自分の中に響いて、苦しくて、逃げ出したくて、このまま泣きながら、どこへ行けるかわからなくて、でも。
それでも、ページをめくる手を止められなかった。

3月のライオンを初めて読んだのは、たぶん今から5年前。5巻が発売された頃くらいだっただろうか。
あの頃何度も読んでいたのは、主に1巻と2巻だった。しんどい時にくり返し読んで、眺めて、あかりさんとひなちゃんのご飯に癒やされながら、桐山君のがんばりに励まされながら、なんか気づいたらここまできていた。

あの頃から、私は何かが少しは変わっただろうか。
変わったのだろうと思う。少なくとも、同じ漫画を読んで、自分の中に響くシーンが変わった。泣きたくなるところがかわった。励まされるところが、心に残る言葉が、変わったから。


今日はよくねむれそうだ。おやすみなさい、よい夢を。
そして、明日もいい一日になりますように。